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テレキャスター の配線 その他諸々の変化

テレキャスター の配線

現在の主流であるテレキャスター の音のバリエーションは、一部モデルを除いて以下三つです。

  1. ネックピックアップ
  2. ネック+ブリッジのミックス
  3. ブリッジ

それに対して、コントロールノブにはマスターボリューム、マスタートーンが付いているという物ですが、これも最初からそうだったわけでは有りません。

これについてまとめてみました。

1951年〜52年前半

  1. ネックプリセットトーン(ネックピックアップのトーンを絞り切った状態で凄くこもった音
  2. ネック
  3. ネック+ブリッジのミックス

という構成で、コントロールノブはボリュームとネックとブリッジ音のミックス音量の調整という構成でした。

1952年後半〜67年前半

  1. ネックプリセットトーン
  2. ネック
  3. ブリッジ

コントロールノブはマスターボリュームとマスタートーン(プリセットトーンには効かない)という構成でした。

1967年後半〜

この時期から現代と同じ構成になっています。

プリセットトーンについて

私が52テレキャスター を買った当初は、52年後半からの構成だったのですが、正直、プリセットトーンは全く使えませんでした。使いどころが分からないというのが正直な感想で、今では67年以降の配線に改造しています。純正で改造キットが付いていたのですぐに出来ました。

これが何故存在していたか?については色々と説(ベースの代わりだとか、ジャズミュージシャンに合わせたとか)があるようですが、どちらの場合においても使えない気が、、、、してなりません。

現代の発展系

現在では、一部モデルにおいて、上記に記載したような3ウェイだけで無く、ネックとブリッジのミックスの仕方を並列直列で選択できたり、様々なバリエーションが出ています。ピックアップが二つしか無い中、様々な音のバリエーションを楽しむことが出来るのは嬉しいですね。

コントロールノブの形状変化

かなりマニアックでどうでも良いところかもしれませんが、コントロールノブやセレクターの形状も各年代で異なっています。

1951〜 セミフラット

当初はノブの頭部分がドーム状になっていました。

1951

1952〜55 ラウンドトップ

51年よりも丸みが強いです。

1953

1956〜 フラットトップ

この以降、ノブの頭が平らな物になっています。

1956

ちょっとマニアックですが、そんな変化もあったということで覚えていていただければと思います。

おわり

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