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テレキャスター のカラーバリエーション

テレキャスター は、1970年代中盤くらいまでは、基本カラーはブロンドでした。それ以外はカスタムカラーで追加費用が必要だったり、そもそもカスタムカラーも無かったりという状況でした。

とはいえ、同じブロンドカラーでも各年代で色が異なったりしているのでまとめてみました。

最初期 バタースコッチブロンド

一番色が暗いというか、茶色に近い色かなと思います。ニトロセルロースラッカーという種類の塗料で塗られています。

1954〜 ホワイトブロンド

若干明るい色のブロンドになる。クリアーコートの塗料が変わった為、変色しなくなったという説も有り。

55、57、58年とかにサンバーストが作られていた様です。カスタムショップからリイシューが出されたりしていますね。

※57.58年のみ標準フィニッシュにサンバーストがあった様です。

57 sumburst

1960 濃いブロンドカラー

色が濃くなり、木目が見えにくくなっています。

1960 カスタムカラーがオフィシャルに登場

ちょっと見辛いですが、1960年のプライスリストに5%アップチャージでカスタムカラーに出来ます的な事が書いてあります。

1960 fender price list

カラーチャートもしっかりあってソニックブルー、ダフネブルーも当時から有りました。

キャデラックとかアメ車用の塗料を使ったみたいです。1950年代はアメ車が絶好調な時期だった様で、世界中の自動車メーカーにこんな感じのデザインを真似させるくらいだった様です。

絶好調なアメ車のカラーを取り入れて良いイメージを売り込もうとしたのか、60年代になって下火になったアメ車市場余った塗料を使ったのか、憶測は様々飛び交っていますが、ビンテージのカスタムカラーは超カッコいいですよね。

1968〜 ポリエステルの厚い塗装に

今ではポリ塗装は嫌がられたりしていますが、CBS期フェンダーは厚塗りポリ塗装をウリにしようと考えていた様です。

ラッカーよりも塗膜が強いからでしょうね。

1972

1970年代中盤以降 カスタムカラーという概念が無くなる

この時期から、現在の様に様々な色選べる様になりました。

現在では色々なカラーが有るのは当たり前な感じがしますが、テレキャスター が産まれてから20年以上かかってやっと出来上がった文化と言うことに正直私は愕きました。

ちなみに、2020年2月時点のカラーチャートは、、、、、99色です。。。。

おわり

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