テレキャスター ボディに使われる木材
①基本的にはアッシュ

基本的にはアッシュ材が使われています。
カスタムカラー等ではアルダーが使われていますが、基本カラーのブロンドに関してはずっとアッシュです。
フェンダーも公式に、「アッシュ材には、特にブロンドフィニッシュが映える」というコメントを出しているので、基本カラーがブロンドだったテレキャスター はずっとアッシュ材が使われています。
当初はスワンプアッシュと呼ばれる軽量なアッシュで作られていた為、ギター自体も軽量な物が多いのですが、60年代中盤以降、ホワイトアッシュという材になり、非常に重くなってしまいました。
実際、一時期軽量化の為にピックガードの下が削られたスマグラーと呼ばれる時期も有ります。
ただ、調べてみるとスワンプアッシュとホワイトアッシュは名称は違えども元々は同じ樹の種類らしく、生育環境で重量がとんでもなく違くなるものの様です。きっと流通の問題で途中から変わってしまったんでしょうね。
音の傾向は一言でいうと、ドンシャリ系の様です。ブリッジサドルの真鍮は逆にミドルよりということなので、バランスが良かったんでしょうか。
②潰しカラーはアルダー


カスタムカラーやテレキャスター カスタムではアルダーが使われていました。
フェンダーが使っているアルダーはレッドアルダーという種類で、成長が速く、加工性も良く、安定しているものの、木目が地味な為エレキギター業界以外からは人気が無く、安く手に入れられる最高の木材の様です。
音の傾向としてはミドル寄りだそうです。
木目が地味なので、塗り潰し系のカラーに使われてきたのでしょう。
③少しだけマホガニー

1963〜64の間だけ作られていました。
マホガニーの音といえば太く暖かいなんていうのを良く目にするんですが、テレキャスター の場合はどうなんでしょうね??
上記の一般的なイメージってレスポールからきてるだけの感覚も否めないですよね。。。
④その他
歴史の振り返りからはズレてしまうのですが、最近のフェンダーのやっている事の紹介です。
カスタムショップで凄いいろんな木材を試したりしています。音質とかは分かりませんが、とにかく美しいです。
フェンダーっていう会社の素敵なところは凄く色々なものを、センス溢れる感じにチャレンジすることかと思います。


こんなユーモア溢れることもやります。

某G社のチャレンジ精神も素晴らしいとは思うのですが、基本的にセンスが無いですもんね。
おわり